燻製器にサーモスタットを使うメリットは?

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こんにちは、めしラボです。

一般家庭での燻製には大きく2種類があります。それが熱燻法と温燻法です。温燻法は50~80℃で1~3時間ほど燻す燻製法ですので長時間の温度管理が必要になります。燻製器の近くで見張っているのが一番ではありますが毎回そうはやっていられません。

そこでおすすめなのがサーモスタット(電子制御)で管理することです。

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今回の記事は次のような人におすすめ!

  • 自動で燻製器の温度管理をしたい。
  • サーモスタットのメリットとデメリットを知りたい。
  • 実際にサーモスタットを使ってみるとどうなのか?

燻製器の内部温度はサーモスタットで管理できます。

サーモスタットは「熱源の電源を管理することにより適切な温度を維持することのできる装置」です。燻製器の熱源(電熱器)とコンセントの間にサーモスタットを設置することにより設定した温度での電源のオンオフを管理することができるようになります。

燻煙時間の長い温燻法などでは重宝される機器です。

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サーモスタットのメリットは?

サーモスタットにより温度管理が容易になります。

燻製法には大きく3種類(熱燻法、温燻法、冷燻法)がありますが、一般家庭で親しまれているのは熱燻法と温燻法です。熱燻法(80~140℃、5~20分)は比較的容易ですが、温燻法(50~80℃、1~3時間)には温度管理の難しさがあります。

そこでサーモスタットが重宝されます。

熱源(電熱器)にサーモスタットをつないでおくことにより「電源の付く温度」と「電源の切れる温度」を自動的にコントロールしてくれます。これにより「65℃以下で電源をつけて75℃以上で電源を切る」といったコントロールが可能になります。

時間のかかる燻製には重宝される機器です。

サーモスタットのデメリットは?

サーモスタットは温度だけを管理します。

燻製の仕上がりは「燻製器内部の温度」「燻煙時間」「燻煙の量」などに影響されます。サーモスタットで制御できるのは「燻製器内部の温度」のみとなりますので、燻煙の量が少なくても上限温度では電源が切れますし、燻煙の量が多くても下限温度では電源が入ります。

温度と燻煙量のバランスまではコントロールしてくれません。

このことからも燻製器や電熱器との相性をつかむまでは「空気穴の開閉具合」や「熱源とスモークチップまでの距離」などの微調整が必要になります。またベストな燻製条件(温度と燻煙量のバランス)は外気温度にも左右されます。

完全にサーモスタットに任せっきりというわけにはいきません。

燻製器におすすめのサーモスタットは?

サーモスタットはピンキリです。

燻製用のサーモスタットは温度制御範囲が20~120℃ほどである必要があります。このことからもペット用品店や農業資材店で販売されているサーモスタットは使えません。現実的にはアウトドア用品店やインターネットを利用して購入することになります。

その際の価格や性能はピンキリです。

たとえば本格的なサーモスタット(液体膨張式など)は作りが良く頑丈ですが比較的高価(1万円弱ほど)です。インターネットなどを利用して購入できる中国製のサーモスタットはとても安価(1000~2000円ほど)ですがおもちゃのような作りです。

いずれにしても温度制御範囲だけは要確認です。

まとめ・燻製器にサーモスタットを使うメリットは?

サーモスタット(熱源の電源を管理することにより適切な温度を維持することのできる装置)をつけることにより長時間の燻製(温燻法など)が容易になります。

しかしサーモスタットで管理できるのは温度だけですので燻煙量などの管理は別に行う必要があります。このことからも「完全に放置しても大丈夫」というわけにはいきませんので注意が必要です。

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