ローズマリーが育たない?

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こんにちは、めしラボ(@MeshiLab)です。

ローズマリーは生育旺盛な植物です。常緑小低木に分類されることからも(立性品種であれば)100~200cmほどまで成長します。しかし苗の段階での生育スピードはさほど速いものではありませんので「なかなか大きくならない」と悩むこともあるはずです。

ローズマリーの樹勢には株の生育が欠かせません。

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今回の記事は次のような人におすすめ!

  • ローズマリーが育たない。
  • ローズマリーが大きくならない。
  • ローズマリーの元気がない。

ローズマリーは春と秋に樹勢が増します。

ローズマリーは地中海沿岸を原産とする低木ですので「日当たりのよい場所」「風通しの良い場所」「水はけがよく石灰質のやせた土」などを好みます。そのため日本の高温多湿や冬の寒さを苦手としますので夏と冬の成長は鈍化することになります。

春と秋は成長する季節、夏と冬は耐える季節です。

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生育温度は?

ローズマリーの生育温度はおよそ15~25℃です。

環境の良い場所(適度な日当たりや風通しのある場所)で管理されているローズマリーは、このくらいの温度になると樹勢を増していきます。1年目はそれほどでもありませんが、2~3年目には料理だけでは使いきれないほどに樹勢を増していきます。

ローズマリーの生育適期は春と秋になります。

  1. 【春】芽吹きはじめる

  2. 【夏】高温多湿に耐える

  3. 【秋】樹勢を増していく

  4. 【冬】寒さに耐える

ローズマリーは高温多湿を苦手とします。

生育が旺盛で育てやすいことで知られているローズマリーですが、高温多湿(水のやりすぎや茂りすぎることで風通しが悪くなっているなど)の環境では「下葉が落ちて木質化する」「病害虫のリスクが高くなる」などの問題が生じることもあります。

そのため水はけのよい土に植えて適度な剪定(すかし剪定)により風通しを良くしておくことがポイントになります。

適した用土は?

ローズマリーは水はけのよい土を好みます。

そのため単用土を配合する場合には「赤玉土5:腐葉土3:軽石2」などがおすすめです。多肥は好みませんので少量の緩効性肥料を混ぜ込んでおきます。ハーブ用の培養土を使用する場合には安価なものは避けるようにします。

安価な培養土には水はけや空気の通りに問題がある傾向があります。

用土配合赤玉土5:腐葉土3:軽石2
肥料少量の緩効性肥料

鉢植え用土は植物に合ったバランスが大切です。

植物が良く育つ土の条件には「水はけが良好な土」「通気が良好な土」「浸透が適切な土」「水もちが適切な土」「適切な保肥力がある土」などがあります。このことからも基本的には「赤玉土5:腐葉土3:軽石2」の配合をおすすめします。

培養土を使用する際には安価なものは避けるようにします。

おすすめの植木鉢は?

植木鉢により手入れが変わります。

鉢の選び方には「素材」「フォルム」「大きさ」などがあります。大きさは株の大きさに合わせる必要がありますし、素材により水やり頻度や土の配合が変化することもあります。フォルムは植物の根張りに合わせていく必要があります。

これらに問題がある場合もローズマリーは大きくなりません。

素材素焼き鉢やプラスチック鉢など
フォルムローズマリーには普通鉢
大きさ株よりも一回り大きな鉢

植木鉢の選び方に絶対的な正解はありません。

フォルムは植物の根の張り方、大きさは株の大きさに影響されるためにある程度の決まりがありますが、素材は土の配合や株(鉢サイズ)の大きさ、置き場所、水やりの頻度などにも影響されるために正解は一つではありません。

素材の特徴を理解していることが大切です。

通気性透水性丈夫さ
素焼き鉢
プラスチック鉢××
陶器鉢××
木製鉢
ブリキ製鉢××

また鉢の大きさとの兼ね合いもあります。

鉢のサイズが大きい場合には水はけをよくするためにも通気性や透水性に優れた素焼き鉢がおすすめですが、鉢のサイズが小さい場合には素焼き鉢だと乾燥しすぎてしまうこともあるために水もちの良いプラスチック鉢がおすすめになります。

環境にも左右されるために鉢の選定にはある程度の慣れが必要です。

水やりのポイントは?

水やりは植物の状態を見て与えます。

ローズマリーは多湿を嫌う植物です。そのため「表面から1~2cmが乾いたタイミングで鉢底から流れるまでたっぷりの水を与える」ことが水やりの基本になります。多すぎれば根腐れの原因になり、少なすぎればしおれる原因になります。

「○○日に1回」などのように頻度を固定するのは良くありません。

  1. 日常的によく観察する

  2. 少し掘ってチェックする

  3. たっぷりの水やりをする

  4. 定期的に葉水もしておく

また季節によっても変化します。

ローズマリーの生育期にあたる春と秋は比較的高い頻度での水やりが必要になりますが、生育の鈍化する夏と冬の水やりは頻度が低下します。夏と冬に水やりをしすぎてしまうと過湿により根腐れや病害虫のリスクが高くなってしまいます。

ローズマリーは根の障害により大きくならないことも珍しくありません。

肥料は適切か?

ローズマリーは多肥を好まない植物です。

石灰質のやせた土で育てられたローズマリーは芳香が強くなります。そのため意図的に肥料分を減らして石灰などを加えた土に植えつけることもあるほどです。しかしやせた土では株が成長しにくくなるために大きくはなりません。

ローズマリーを大きくするためには適度な肥料が必要です。

元肥用土に少量の緩効性肥料を混ぜ込む
追肥生育の盛んな春と秋に株元に施す

肥料焼けには注意が必要です。

ローズマリーは多肥を好まない植物であるために肥料焼け(肥料を与えすぎたり濃度の高すぎる肥料を与えたりしたときに起こる生理現象)を起こしてしまうリスクがあります。肥料は少なめに施すことがポイントになります。

ローズマリーの施肥に関しては、多すぎるよりは少なすぎるほうがマシです。

病害虫に侵されていないか?

ローズマリーは病害虫のリスクの少ない植物です。

しかしハダニやカイガラムシがつくことはありますし、多湿期や低温期に水が多い(土がなかなか乾かない)と腐敗菌や根腐れが発生することもあります。特に株の充実していない段階のローズマリーには病害虫のリスクが高くなります。

葉色がおかしい場合など(茶色や黒色に変色しているなど)には要注意です。

病気うどんこ病や灰色カビ病など
害虫吸汁性害虫(ハダニ、アブラムシ、コナジラミなど)
食害性害虫(ヨトウムシ、ベニフキノメイガなど)

病害虫には早めの対処が必要です。

早めに発見できれば管理方法の変更や少量の薬剤で対処できますが、放置してしまうと改善が困難になることもあります。「生育期なのに成長しない(大きくならない)」のには何らかの原因がありますのでよく観察して原因を突き止めることがポイントになります。

鉢植え植物は日常的によく観察することをおすすめします。

まとめ・ローズマリーが育たない?

ローズマリーが大きくなるのは春と秋です。

ローズマリーが大きくならない(育たない)と感じている場合には「生育適期」や「生育環境(土、水やり、鉢、肥料など)」などの再確認をします。意外と多いのが「夏の生育が鈍化しているタイミングでの施肥や多すぎる水やり」です。

「春と秋は成長する季節、夏と冬は耐える季節」と覚えてください。