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こんにちは、めしラボ(@MeshiLab)です。
雪平鍋は食材の下ごしらえ(仕込み)に重宝する鍋です。効率的に調理を進めるためには食材の分量に合ったサイズをそろえていく必要がありますので、自ずと数は増えていきます。少人数の家庭であっても15~24cmの各サイズがそろっていると便利です。
私は雪平鍋とやっとこ鍋で各サイズをそろえています。

今回の記事は次のような人におすすめ!
- 雪平鍋のおすすめサイズは?
- 雪平鍋の容量は?
- 大は小を兼ねない理由は?
雪平鍋は16~20cm(15~21cm)の使用頻度が高くなります。
雪平鍋は使い勝手の良い万能鍋です。優れた熱伝導率と熱効率の良い形状によって「お湯が早く沸く」「温度の微調節が容易」「軽くて扱いやすい」などのメリットがあります。このことからもサイズごとに揃えておくと便利です。
はじめは使用頻度の高い16~20cmサイズをおすすめします。
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雪平鍋の容量について

雪平鍋の容量はメーカーにより異なります。
たとえば私の使っている谷口金属の雪平鍋(18cm)の容量は1.8Lと記載されていますが、同じ18cmであってもアカオアルミのやっとこ鍋(取っ手と注ぎ口の付いていない雪平鍋)の容量は1.6Lと記載されています。
以下は商品説明欄に記載されている数値です。
雪平鍋 (谷口金属) | やっとこ鍋 (アカオアルミ) | |
---|---|---|
15cm | – | 1.0L |
16cm | 1.3L | – |
18cm | 1.8L | 1.6L |
20cm | 2.6L | – |
21cm | – | 2.5L |
24cm | 3.8L | 4.5L |
容量は調理の目安になります。
たとえばパスタや青菜を茹でる場合、一般的には「食材の10倍量のお湯を必要とする」とされていますので、100gのパスタや青菜を茹でるためには(最低でも)1Lの水を沸かさなければいけないということになります。
食材が150gであれば水は1.5Lになります。18cmの雪平鍋(1.8Lでも数値上はできなくはありませんが)余裕をもって20cm(2.6L)の鍋を使うことになります。
このことからも、はじめは16cm、18cm、20cmの3サイズをおすすめします。
家庭用コンロとの相性について

鍋とコンロには相性があります。
家庭用ガスコンロの場合、鍋底全体に火があたる火加減を強火、鍋底に炎の先が当たる火加減が中火、炎の先端が鍋底と火口の中間になる火加減が弱火、火口部分でのみ小さく付いている火加減をとろ火(蛍火)と呼ばれています。
また、家庭用ガスコンロには左右差もあります。
一般的なガスコンロは左右で強火力バーナーと標準バーナーに分かれています。これによって強火力バーナーには「大きな鍋を使えるがとろ火にできない」、標準バーナーには「大きな鍋では火力が不足するがとろ火にできる」という違いが生じます。
このことからも、標準バーナーで使いやすいのは24cm以下と考えるのが妥当な線です。
大は小を兼ねる?

雪平鍋は各サイズをそろえることをおすすめします。
料理は鍋のサイズにより出来栄えが変わります。たとえば食材に対しての鍋のサイズが大きすぎると「水分の蒸発量が大きくなる」「食材が煮汁に浸かりにくくなる」「火の通りが不均一になる」などの問題が生じやすくなります。
雪平鍋は使用頻度の高いサイズを中心に複数個揃えておくことがポイントになります。
ちなみに雪平鍋は和の調理道具になりますので、SI単位による2cm刻みと、尺貫法による寸(約3cm)刻みのものがあります。個人的には3cm刻みの方が扱いやすいと感じていますが落し蓋などとの相性もありますのでSI単位の方が選択肢は多くなります。
どちらの規格でそろえるかも(一応は)考慮しておくことをおすすめします。
まとめ・雪平鍋のサイズは?
はじめての雪平鍋のサイズには16~20cm(尺貫法の場合は15~21cm)の3サイズをおすすめします。
少人数分の調理であれば3サイズがあれば事足ります。余裕があれば24cmもそろえておくと尚良いかと思います。しかし大型の雪平鍋(片手鍋)は一般家庭の流し台では洗いにくくなりますので、両手鍋ややっとこ鍋(取っ手と注ぎ口のない雪平鍋)も選択肢に入ってくるかと思います。
雪平鍋とやっとこ鍋はそれぞれに良し悪しがあります。
※板厚は谷口金属が2.2mm、遠藤商事が2.6mm、アカオアルミ(やっとこ鍋)が3.0mmです。ホームセンターなどで販売されていることの多い安価な雪平鍋は1.3mmなどの薄板ですのでおすすめできません。